2015年10月22日にMetaTrader 4のBuild900がリリースされました。


目次

  1. クライアントターミナルに関する更新
  2. シグナルに関する更新
  3. MQL4に関する更新
  4. ストラテジーテスターに関する更新
  5. MetaEditorに関する更新
  6. その他の更新
  7. 参考リンク

 


クライアントターミナルに関する更新

    1. アクティブでない(ログインしていない)アカウントのパスワード変更方法に関する修正

900-1

  1. 多数のチャート履歴を扱う際のメモリー使用と開放の最適化
  2. 多数のニュースカテゴリーを取り扱う際の最適化

 


シグナルに関する更新

    1. ナビゲーターウィンドウのコンテキストメニューからシグナルを非購読することに関する修正

900-2

 


MQL4に関する更新

    1. クラステンプレートが追加されたことにより、C++のようなパラメータ化されたクラスを扱えるようになりました。抽象化できるようになり、画一的に異なるクラスに対し、同じコードを使用することができるようになります。サンプルは下記リンクを参照してください。

New MetaTrader 4 Platform Build 900: Class Templates in MQL4 and Optimized Memory Use

  1. ArrayCopyファンクションのメモリー再割り当てを改修しました。この不具合によって、時々MQLプログラムがクラッシュしていました。

 


ストラテジーテスターに関する更新

  1. インディケータをテストした後、グローバル変数が初期化されてしまうエラーの改修
  2. 取引サーバーから切断された際のテストに関する改修

 


MetaEditorに関する更新

  1. MetaAssist内でタイプキャストをした際のファンクション名の宣言に関する改修
  2. 大きなファイルを開く際の動作を改修
  3. コードベースタブにてファンクションを検索するホットキー[F]を追加しました。 同様にコマンドバーにインデントを増やす、減らす、ナビゲーション、段シフトなどを追加しました。

 


その他の更新

  1. その他、報告のあったエラーの修正

 


参考リンク

New MetaTrader 4 Platform Build 900: Class Templates in MQL4 and Optimized Memory Use

2015年9月25日にMetaTrader 4のBuild890がリリースされました。



シグナルに関する更新

  1. シグナルタブのナビゲーションが修正されます。



ストラテジーテスターに関する更新

  1. indicator testingが完了した際に不要にOnCalculateハンドラーがコールされている問題が修正されます。



MQLに関する更新

  1. カスタムインディケータ内でCHARTEVENT_OBJECT_CHANGEハンドラーによるグラフィカルオブジェクトを移動するObjectMoveを禁止します。
  2. コンストラクタが初期値を所持し、クラスとは別にコンストラクタが作成される際の編集方法が修正されます。
    例:
    class CFoo
    {
       public:
          CFoo(int x=0);
    };

    CFoo::CFoo(int x)
    {
    }



MetaEditorに関する更新

  1. windows10でDPI(dots per inch) が変更された際、表示されるダイアログ数が修正されます。



報告された問題の修正

  1. クラッシュログで報告のあった問題の修正が実施されます。



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