導入事例

Hirose Financial UK

Hirose Financial UKは外国為替証拠金取引業者のトップティアであるヒロセ通商の100%資本の子会社であり、日本資本初の英FCA(当時は英FSA)登録のFXブローカーとして2010年に設立されました。設立当初よりMetaTrader4(以下、MT4)とは異なるFXプラットフォームにて事業展開をされていましたが、グローバルなFX市場では、取引プラットフォームでの差別化よりもサービスでの差別化を求める傾向が強く、逆に取引プラットフォームはグローバルスタンダードとなっているMT4を求めるユーザーが非常に多いことから、新たにMT4の導入検討に入りました。

導入にあたっての課題

Hirose Financial UKの求めるカバーロジックはNDD(=No Dealing Desk)と呼ばれるディーラーを介さずに顧客の約定をそのまま自動的にカバーをするモデル(=Straight Through Processing, STP)でしたが、MT4での約定ロジックではインターナル・エグゼキューション後にディーラーによるカバーを前提としており、OMS(=Order Management System)とのブリッジが必須でした。
また、顧客からの注文を素早く執行すると共に高い約定率を提供するための環境が求められたほか、日本国内で事業展開するのと同様に高いシステムリスク管理態勢を前提としていました。この他、業務系顧客管理システムであるバックオフィスを多言語対応して提供すること、顧客からの入出金にあたっては銀行送金だけではくクレジットカードを中心とした各種決済サービスとの連携もサービス当初より提供できることが求められていました。
MT4の導入を支援するシステムベンダーがいくつか存在しますが、上記のようなサービスを提供できる企業として弊社が選ばれました。

更なる拡張

MT4事業開始以降も、新たな入金決済サービスの追加、他商品との資金振替機能およびIB/アフィリエイト管理システムとの連携などを実施し、単に一商品のサービス提供にとどまらず、総合的な金融サービスの提供を実現しております。